2015/11/28

こいぬのうんち

 こいぬのうんちを主人公とした絵本。
 自分を役に立たない者だとなげいていたうんちが、自分の死によってだれかの役に立つことを知り救われるお話し。
 どんなものでも役に立つことができる、ということを伝えたいのはよいが、死ぬことによって役立ついう考え方はどうかと思う。
 「マッチ売りの少女」のような現世での苦しみが死によって救われる、という考え方をどう感じるかで、印象が変わる。
 
文 クォン・ジョンセン
絵 チョン・スンガク
訳 ピョン・キジャ
発行年 2000-9
ISBN 4-582-82948-1
★楽天ブックスで「こいぬのうんち」を探す★

2015/11/25

よろず占い処 陰陽屋にようこそ

 2007年9月に発行された作品に加筆・訂正を加え、書き下ろし「大きな桜の木の下で」を加えたもの。
 自分の正義感のまま初対面の相手を殴り飛ばしたり、かわいそうという理由から、解決できるあてもないまま他人の家の問題に首を突っこむ中学生の少年と、 陰陽師の姿をして占いや除霊の店を営む、世間ずれしてシニカルなうさんくさい美形の男が、トラブルを解決していく物語。
 現実的なトラブルと、少年の性格や態度が気になる人には向かない。
 
著者 天野頌子
発行年 2011-1
ISBN 978-4-591-12237-2
★楽天ブックスで「よろず占い処 陰陽屋にようこそ」を探す★

2015/11/21

ワビシーネ農場のふしぎなガチョウ

 原書は「THE GOLDEN GOOSE」2003年
 運が悪く貧乏なワビシーネ農場のスカンピンさん。農場に金色のガチョウが生まれ、しだいに運が良くなっていきます。

著者 ディック・キング=スミス(Dick King-Smith)
訳者 三原泉
発行年 2007-9
ISBN 978-4-7515-1907-3
★楽天ブックスで「ワビシーネ農場のふしぎなガチョウ」を探す★

2015/11/18

シノダ! 夏休みの秘密の友だち

 夏休みユイとタクミは二人だけでパパの故郷へ向かいます。ところが、電車を乗り過ごし二人は見知らぬ駅に降り立ち、祖父母の待つ家の近くへ向かうバスを見つけますが、どうも雰囲気がふつうではありません。ふたりは早くもなにかふしぎなできごとに出くわしたようで。
 子どもを主人公とした子ども目線の物語。自然や風物の表現は知識がないとピンのこないかもしれない。
 身の危険が迫るようなできごとや、複雑な謎があるわけではなく、たんたんと読み進むことができる本。

  著者 富安陽子
画家 大庭賢哉
発行年 2015-6
ISBN 978-4-03-644090-0
★楽天ブックスで「シノダ! 夏休みの秘密の友だち」を探す★

2015/11/14

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

 2012年にブラジルで開かれた国際会議において南米ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチを要約し、絵本の形式にしたもの。
 これからの世界や人の生き方について語ったもので、欲に対する考え方は仏教的な考えにも近く、仏教的思考をもつひとには理解しやすく目新しいものではないが、国を代表する大統領が国際会議で語ったことに意味があると思われる。

編 くさばよしみ
絵 中川学
発行年 2014-3
ISBN 978-4-8113-2067-0
★楽天ブックスで「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」を探す★

2015/11/11

偕成社おはなしポケット クリーニングやさんのふしぎなカレンダー

 並木クリーニング店のおじさんは、ある日ふしぎなカレンダーを見つけました。
 その後ふしぎなお客さんがときどきお店に来るようになって……。
 短い話しで章立てられた低学年向けの本。

著者 伊藤充子
画家 関口シュン
発行年 2000-7
ISBN 4-03-501020-0
★楽天ブックスで「クリーニングやさんのふしぎなカレンダー」を探す★

2015/11/07

ハリーとしわくちゃ団

 原書は「HARRY AND THE WRINKLIES」1997
 両親が亡くなり大叔母の屋敷で暮らすことになった少年ハリー。
 大叔母の屋敷には大叔母だけでなく複数の老人がいて、なにやら秘密があった。そのうえ、大叔母たちを監視する男もいて。
 文章の流れが少し荒い感じがする。品性も愛嬌も感じられない敵役が苦にならなると、少しつらい。

著者 アラン・テンパリー(Alan Tenperley)
訳者 日当陽子
発行年 2007-11
ISBN 978-4-566-01368-1
★楽天ブックスで「ハリーとしわくちゃ団」を探す★

2015/11/04

魔法少女マリリンⅣ 妖精の森へ

 自分の出生の秘密を知り、妖精の森へ向かうことになったマリリン。旅の途中、闇の円環に襲われながら、新たな出会いをくり返していく。
 前3作に比べ登場人物が多く、新たな登場人物の過去にも触れている。
 諸事情によるものか、かなりの量を詰め込んでいる。闇の円環との決着はついていないが、続編の出版は長期間されていない

著者 村山早紀
画家 佐竹美保
発行年 2002-11
ISBN 4-7746-0537-9
★楽天ブックスで「魔法少女マリリンⅣ 妖精の森へ」を探す★